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ドラマ教育と創造力

創造力を伸ばす教育の必要性が叫ばれるようになって久しい。

この問題に対する最も著名な実験的な研究のひとつとして、1977年に英国において行なわれた"Learning Through Drama"が挙げられる。リン・マクグレガー(Lynn McGregor)とマギー・テイト(Maggie Tate)主導で行われた。
欧米教育において、芸術の地位を引き上げるきっかけとなった研究であり、欧米の教育カリキュラムに演劇がくみこまれることになったきっかけとなった研究でもある。

本来のドラマ教育の考え方は非常にシンプルであり、架空のドラマで別の人格を演じることによって、人間そのものに対する深い造詣が得られ、教育分野の定義によらない、全人教育が可能であるという考え方であり、その実践と成果のレポートでもあった。
しかし、教育方法論としては未熟であり、その内容は情緒的に偏っており、実践に当たって使えるガイドラインはほとんど無かったため、様々な解釈が生まれ、ドラマ教育そのもが様々な変化をしてきている

画一教育と創造力

画一的な教育が創造力の妨げになっているという現実に対しても警鐘が鳴らされている。

画一的な課題に対する画一的な正解を用意し、ひたすらにそれを記憶させる教育方法は、子供たちの書き取り能力や、計算力の育成に効果を発揮してきたが、社会に出た後で、失敗を恐れて能動的な活動ができず、創造力が発揮できないなどの弊害があることが報告されている。
日本においてはそうした画一的な教育の成果を記述式の試験によってふるいにかけて優秀な生徒を入学させる、入学試験が一般的に行われ、その競争が過度になったことを先の減少に結び付け、競争を撤廃する「ゆとり教育」という概念が国に採用されるという現象が起きた。

欧米においては別のアプローチが取られ、画一的な教育が行われる一方、心身の鍛錬も教科の得点と同様に高く評価されるようになる。クリティカルシンキングと呼ばれる、物事を客観的事実や視野によって理解する思考方法が奨励され、教師から生徒に対して一方的に教育するのではなく、生徒間の協調と議論が高く評価され、ディベートなどの手法が教育現場に持ち込まれるようになる。

創造力を育む教育の提唱

Sugata Mitra(インド):子供自学自習能力に着目し、その驚異的なポテンシャルを実験によって証明した。1人の子供に対して抑圧的な課題を与えるのではなく、複数の子供から成るグループに開放的な課題を与えること、課題を解決するためのツールとしてインターネットが非常に有用であること、を提唱し、これに即した教育システムを構築している。

Ken Robinson(イギリス):創造力と誤謬の関係性を明らかにし、正解を示して誘導する教育方法が、子供たちの創造力の破壊につながっていることを訴える。