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QOLの向上を主題とした健康教育

 

健康教育とQOL

健康教育の分野は人の保健に関わるという意味で医療教育と接しながら、医療教育が扱わない、日常生活の分野における病気の予防や、救急の場合の応急処置、保健を視野に入れた運動の促進と制限、心理的な健康を維持するためのコミュニケーションやケアなど、多岐にわたる課題に関する教育である。
近年の健康教育はQOLを軸として、それを構成する様々な要素の研究と成果が活かされつつあるようだ。

QOLと医療

医療分野ではインフォームドコンセントの重要性が教育され、遍く浸透しつつある。インフォームドコンセントの下で延命治療を中止し、むしろ死亡するまでのQOLの向上を実現する加療が選択されるケースもめずらしくなくなってきたのは、こうした健康教育が医療分野に波及した成果のひとつと言える。
医療分野ではインフォームドコンセントが取れない現場もあることがわかっており、今後はこうしたコンフリクトとその対処に関する研究と、教育が進んでおり、健康教育分野でもそうしたケースが個人のQOLの向上と矛盾しないようにする研究が求められそうだ。

QOLの主題

防疫は長い間健康教育の主たる主題のひとつであり、今後もその重要性が損なわれることは無いだろう。

防疫とQOL

本来の健康教育の分野では、特に先進国における生活習慣病の予防の研究が進んでおり、QOLに直接影響する主題として一般的にも関心が高まっている。

防疫に関する研究はますます進み、又、SARSの流行や、インフルエンザH1N1の世界的な流行に際してWHOがフェーズレベル6のパンデミック宣言をしたことから、一般的にも防疫に対する関心が高くなっている。(パンデミックの防止と対処は健康教育にもかかわりのある主題だが、主として行政分野、およびリスクマネジメント分野に類するものとして健康教育では詳細を取り扱わない。)
食育の分野では肥満などを主題とした生活習慣病予防の研究、教育が進んでおり、美容分野におけるダイエットと接する形で一般的にダイエットに対する関心が高まっている。ダイエット教育分野の発展の背景はできている状況だが、美容産業との軋轢があるためか、未だに諸説が乱立するにとどまり、体系化されていない。
欧米では盛んに取り入れられているサプリメントの摂取が日本でも徐々に浸透しつつあり、様々な製品と接する機会が増えている。但し、医薬品とは切り分ける必要のあるこの分野について、法の整備が進んでいないため、一般におけるサプリメント教育はあまり進んでいない。一方では一部の医療機関でサプリメント外来などの科目があらたに登場するなど、専門分野でのサプリメント教育は一定の進展を見せている様子がうかがえる。

日焼け防止といったことも広義の意味での防疫に当たり、近年では多機能の製品も出てきており、各分野でこの種類の防疫の研究を重ねてきた成果と考えられる。

QOLと伝統療法

伝統療法は健康教育の主たる主題のひとつであり、児童教育や保育の現場で積極的に取り入れられてきた。
但し、伝統療法の中にはその効果について科学的な裏付けが無いものが多く、中にはかえって健康を害する恐れのある健康法も含まれているため、近年どの伝統療法を取り入れるかについては慎重に検討される傾向にある。
一方で伝統両方の実施は健康維持と予防医療に対する意識を高める効果もあり、効果があまり見込めないものでも取り組む価値はあると考えられる場合もある。

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